不登校、引きこもりあれこれ

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こちょこちょ心理学

不登校、引きこもりあれこれ

2019/06/13

不登校はいつ頃から?

不登校で一番心配なのは子供の将来

不登校と言う言葉が頻繁に聞こえてくるようになったのはいつ頃からだろうか?

私が不登校という言葉を初めて知ったのは、確か、映画監督の羽仁進氏の娘

羽仁未央さんが小学校4年の時に不登校になったと公表した時だと思います。

1974年ごろか? この頃から、不登校がトレンド的に扱われだしたのでは

ないかと、「何で?」「生きている世界が違う」「生意気な子だな」と思った

記憶があります。

未央さんは5年前に亡くなっていますが、彼女の家庭環境は、そうそうたるメンバー

祖父は歴史学者、祖母は羽仁もと子、自由学園創立者、日本で女性初のジャーナリスト、

母が当時のトップ女優の左幸子、・・一般人家庭とはかなり環境が異なっています。

家族全員が自由主義者・・・当然未央さんも自由人に育つのは間違いないです。

未央さんは外国生活も経験し、父親が監督する映画にも出演し、色々な勉強は家庭教師も

ついただろうし、実際に外国にも行き語学も学び、一般の子供達より将来の不安は全くない

環境だったのではないかと思います。

成人してからもエッセイストとして本を出したりしていますしね。

その頃から、学校で皆と同じ行動をとり、同じ思考を持つことを忌み嫌っていたような記憶が

あります。不登校の走りと言えるかもしれません。

ここで、他のお子さんも同じように将来の不安なく育てて上げることが保護者の方にできるの

だろうか?と言うことを慎重に考えて欲しい・・と思います。

私も子供を3人育ててきましたが、子ども達の将来の事を考えるととても無理だと思います。

親の支援で子供の将来の幸せな生活を保てるなら、不登校でも全く構わないと思いますが、

そうもいかないのが現実です。子供は子供で生きて行く力をつけておいてあげないと、将来

辛い思いをしたり、困るのも子ども。今は、守ってあげることができても将来はどうなるのか?

不登校児童を育てる保護者様の一番の心配は、それなんだと思います。

あの時、私が思った事は、今、現実となり社会現象ともなっています。

「こんな事、理想の教育のように述べているけれど、万人むきでは

ないけどな~、逃げに使ったり、トレンドになったりしないんだろうか?」・・・

もちろん、登校をさせない方が良いケースもあります。

しかし、不登校の多くは・・・本当に不登校になる必要があったのだろうか?

と疑問になるケースだったりします。

不登校になる経緯、引き金となったエピソード、学校環境、家庭環境

其々の人間関係(親と子、担任と生徒、友人同士)などの状態を明確に

してから、関わり方を見立てる必要があると思いますが、どうでしょうか?

                           SACHI