心の声を聴くカウンセリング

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こちょこちょ心理学

心の声を聴くカウンセリング

2020/06/11

うつ病の話

心の声を聴くカウンセリング♪

コロナ禍中、うつ病患者が増えているという話も聞きます。
鬱診断テストというようなものもありますが
今回のコロナ禍のような出来事に直面し
仕事を失って色々な不安を抱えたり
半ば強制的に行動制限をされたりすると
気分が落ち込んだり抑うつ的な状態になるのは誰でも

「うつ病になったのか?」

と思うような気分になるのでは?と思います。
その場合、鬱診断テストをしてもほとんどの結果が「鬱」として出てくるかもしれません。
これは一過性の誰でもが陥る状態と考えられなくもなく
異常でも特別でもないと思います。
不安神経症などの神経症レベルの状態になることは誰でも可能性を持っています。
まず「自分は鬱なんだ」と思い込まずにカウンセリングを受けてみませんか?

本来うつ病(気分障害)とは神経症レベルよりずっと重い病気、精神病の1つです。
脳の器質的問題や薬物が要因となって起きる場合と
個人の気質や環境が要因となる場合などがあります。

カウンセリング依頼の中で最も多い症状ですが、大方の方は診療内科や精神科にて

「うつ病」

と診断され、薬を数種類飲んでおられます。
10種類くらいの薬を飲んでいる方もおられびっくりしてしまいます。

主な特徴は
強烈な抑うつ気分・意欲の減退・否定的認知・不眠・食欲減退・易疲労感など
ですが、症状が重い人は
布団に潜り込んで出ることが出来ない。
部屋のカーテンを閉め切り真っ暗にしている。
何もする気が起きないと言い
死にたいとよく言われます。

最も気を付けなければいけないのがこの

「死にたい」

です。希死念慮つまり自殺願望を抱くことです。
うつ病患者の主症状である抑うつ気分は
健康な人が考える数百倍も辛い状態であると思うこと
とは専門家は周知のことです。

クライエントによっては自ら

「自分はうつ病であり、うつ病は治らない」

と思い込んでいる場合がありますが、これが一番困りものです。
このようなクライエントは慢性化(遷延うつ病)していて
完全に薬依存が起きており、改善には時間がかかります。

それでも、物事の捉え方の見直しをしたり
頑固に拘り続けている負の思考を無くして行くなど
じっくりカウンセリングで関われば、減薬し改善することは可能です。
軽度であれば3か月から6か月以内に改善していきます。

うつ病とまでは言えないけれど、その傾向がみられる方にも共通する性格は
真面目、善良、抑うつ・自己否定的、我慢強い、他者思い、几帳面、凝り性、完璧主義、責任感が強い、正義感が強い、諦めない、自己の理想が高い、欲求不満になりやすい、お人好し、イエスマン、負担を背負う、社交的、活動的、成功者、現実的、人懐こい、順調希求姿勢強い、などです。


つまり、人と協調し過ぎたり、人の事を優先にしてあげようとしたり
自分がすべての責任を背負っていると思い込んだり
とてもいい人が陥りやすいのです。
ですから、周囲の変化に影響されやすい(易気分変調)のです。

長年握りしめている物事の捉え方や性格は一人で変えて行く事はなかなか難しいものです。
カウンセリングは薬を飲まずに改善するお手伝いをする療法です。
いずれにしても気長に少しずつ焦らず取り組むことが大切です。
うつ病も改善可能であるのですから
うつ病ではない抑うつ状態(疑似鬱病と私は名付けたいのですが)
その場合はもっと早期にカウンセリングを受けられたら早く改善する事が可能ですよ♪

#うつ病の発症 #うつ病 #うつ


クロスワード高槻 小上左千子

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