塾ARCA12のあれこれ

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こちょこちょ心理学

塾ARCA12のあれこれ

2019/09/03

学校への行き渋り

行き渋りの理由や目的を明確にしよう!

今年の夏は暑かったですね! 皆さまお元気ですか?

いよいよ二学期が始まり、子ども達も元気よく登校してくれると

いいのですが・・・行き渋りが起きやすいのが、学期始まりの時。

人間の行動には必ず理由と目的があります。ですから

行き渋りが起きた時は、直ぐに事情を聴くのが大切です。

でも・・・子供たちは無意識的な理由や目的を話す事はできません。

話せる限りの範囲で、きっかけとなる出来事を話す事はできても

本当の意味は本人にも分からないのです。

お母さまたちが一応子供に話をお聞きになった後、できるだけ早く

ご相談にいらしてください。

子ども達の心の声を聴きだすのが専門家(カウンセラー)の役割です。

適切な解決方法をご提案させて戴きます。

 

行き渋りや不登校は、最近、行きたくなければ行かなくていい、行かせる必要はない

不登校は悲しい事ではない、などと声高らかに主張する人がいますが、

私は経験上、不登校を繰り返して来た人たちが、無意識的に劣等感を抱いて

いる事が多いので、できるだけ学校に、子供たちの意思で戻れる事を目標に

しています。

 

不登校をした方が良いのは、強烈な悪質な苛めがある場合のみです。

この場合は、児童の味方になって守ったり盾になって戦う必要があります

苛めは児童間のもの、担任からのもの、教職員によるものがあります。

最近は、学校教職員が虐めた側を擁護し、無理やり仲直りをさせられたとか

大人への強い不信感を抱くケースも増えていますので、要注意です。

その他の不登校や行渋りの理由は、

軽い苛めの場合や、友達同士の折り合いや担任や教科担当の教師との折り合い

など人間関係によるもの、学習についていけないもの、規則に縛られるのが嫌なもの、

集団登校が嫌なもの、給食が嫌なもの、親に反抗する為のもの、親に構ってもらいたい

もの、嫌いな科目があるもの、など様々です。

一人一人、状況やその時の子供の思いや感情をしっかり聴き、出来事そのものも

出来る限り事実に基づいて明確にする、など、状況把握を明確にし

児童が不登校という行動を選択した理由や目的を分析し、不登校ではなく、

他の望ましい行動に置き替えるような適切な対処方法を導き出します。

塾ARCA12では、勉強の遅れを取り戻す一方、カウンセラーとのなにげない

やり取りの中で、子ども達が自由に伸びやかに自己表現をし、自分に自信を持ち

人への不信感を払拭して、自分の意思で学校に戻って行くことを願って関わります。

もし、不登校のままで良いとそれを貫かれるならば、放任するのはよくないと

思います。何かしら、習得するもの、自分らしさを見いだせるもの、

将来の自分を思い浮かべる事ができるもの、を備えてあげて欲しいと思います。

人生どうなるか、誰にも先の事は未知数です。勉強をするのは、将来どのように

生きるか、その選択肢を増やすためでもありますからね。

                             SACHI