発達障害と診断されたお子様にも安心の一人ひとりの特性を尊重した指導をしていきます

お問い合わせはこちら

薬の服用や特性について

薬の服薬に関して

クロスワードの基本方針

ADHD[注意欠陥多動性障害]のお子さんの例から

クロスワードの見解

発達検査をするように促され受診すると、たいてい精神安定剤などの薬をすすめられるケースが最近は増えています。薬の働きとは脳内で作られる脳内物質をコントロールし、衝動性や多動性を抑えようと作用します。

しかし、子ども達と直接関わって感じられるのは、薬の副作用により子どもの意欲の低下、イキイキとした子どもらしさの減弱、食欲も低下、やせ細りさらに増々意欲が低下するという悪循環。

薬でおとなしくなったからと言って、これを適応していると言えるのでしょうか?

全ての薬をダメだと言っているのではありません。成長発達のスピードが各々違う子ども達に「他の子と違うから」と薬を飲ませることは必要だろうか?と常々疑問に思っています。

私達は薬を用いずに関わり方を工夫することによって子ども達自身の中に眠っている力や成長していくにつれて育つ力を引き出すように尽力します。

また、薬を服用し始めると、自身の成長・発達による力が育ったのか薬の効果によるものなのか判別しにくくなり、薬を止めにくくなる依存性が強まることも心配しています。

これらは大人の方に対するカウンセリングにおいても同様に懸念しています。

※しかし薬の扱いに関しては担当医の方と相談の上慎重に決定していく事をお願いしております。
勝手にやめてしまう事で強い離脱症状が出たり悪化する危険性もありますので必ず医師にご相談ください。


発達障害の特性に関して

クロスワードの基本方針

広げたテキスト

発達障害の特性について

あるお店の店長さんのお話

『発達障害の特性を持っている従業員の方に「癇癪が起きた時に自分ではダメだと分かっていても止められない」と言われた。店長としてもそういうものなのかと受け入れていた。その後も、従業員の方が衝動にかられる度に、お店のコーヒーカップを投げ捨て割られても、ずっとなだめて受け入れていた。』というお話を伺いました。

このお話に対してどう思われますか?

 

障害の特性だから、、、と理解して受け入れるべき事柄望ましくない行動を受け入れることは全く別物です。望ましくない行動を望ましいものに変容するように再学習していく必要がある内容もあります。なんでも障害の特性と結びつけて考えてしまう風潮にはストップを!とクロスワードでは考えています。

 

特性を正しく理解して受け入れる構えは必要ですが、子ども達が望ましい形で社会適応していけるよう冷静に考えていきたい問題なのかと思います。

薬の服用に関しても、発達障害の特性に関しても

望ましい関わりや対応は早期の段階で出来る方が改善はしていきやすいものです。行動学習原理の視点から見ると、望ましくない行動をそのまま許してしまうとその行動は改まらず強化され続けるばかり。しかしだからと言って、叱責しても行動に変化が見られない場合は、叱責の効果はないという事です。ただいたずらに自己肯定感が下がり自信を失うだけになります。

基本的に、本人を尊重しながら適切に関わる事は大切です。クロスワードでは誠心誠意対応させていただきますので、なるべく早期にご相談いただければと思います。


※発達障害に関する表記について(現在は自閉スペクトラム症)

広汎性発達障害の自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害などの名称は変更となり、現在はDSM-5・ICD-10では使われていませんが、ここでは世間一般に認知されている名称を使用しています。

また混同して表記している箇所もありますが、ご容赦ください。