子どもの子育て教育のあれこれ

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こちょこちょ心理学

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2019/06/19

自立する為に必要なこと

子どもの自立に必要なのはメンタルを強くすること

皆さんこんにちは。

今日は、子どもの自立に必要なメンタルの強さと

自己肯定感について 書きます。

まず、自己肯定感・・無条件の存在肯定・・が育つ為には

少なくとも次の事を守っていれば大丈夫。

乳児期に

子どもの意思や感情をきちんと受け止め、聴いてあげる事。

結果による評価をしない事。優しく接する事。

丁寧に接する事。

幼児期以降から

結果を出さなくても認めてあげる事、褒めてあげる事。

主張に耳を傾けてあげる事。

(但し、なんでも間でもきいて従い甘やかす事ではないです)

考えさせる事。

人格否定するような叱責をしない事。(言葉の暴力)

人格否定をするような行動をとらない事。(体罰)

失敗を恐れず、やってみさせる事。

愛情を持って見守る事。

意思や感情は乳児期から発達しはじめ、習得します。

親が、赤ちゃんは何も分からない、と思い込み、愛情があるがゆえに

可愛がりすぎて、過保護や過干渉になり、赤ちゃんからのメッセージを

聴こうとせずに大人の判断で何もかもやってしまうと、つまり赤ちゃんの

意志や感情を無視すると、それを不要なものとして脳が判断し、赤ちゃんは

自分の意志や感情を活かすことをしなくなります。

心理学で言うと、禁止令(意思や感情を持つな)が働くようになります。

また、何かをする時に、赤ちゃんの意志や感情を無視して勝手に

押し付けて行動すると、赤ちゃんの脳は考える機能を活かそうとしなくなります。

禁止令(重要であるな)などが働くようになります。

そして、成長に従い、色々出来ることが増えて来ると、その成果による

判断で、良い、悪いと評価され始めます。その結果、叱られる、体罰を受ける

、褒めて貰えない、結果を出さないと認めて貰えないと、

自分は駄目な存在なのだ、必要のない人間なんだと無意識に学習してします。

これは否定的自己になり、心の奥の自己認識としてベースが出来てしまいます。

もっと望ましくない事は、自分は愛されるべき存在ではない 

認識してしまう事です。

これらの禁止令を無意識に抱える事は子どもにとって辛いことですから、

意識的に、禁止令を覆い隠す拮抗禁止令(ドライバー)を働かせ、表面上は

しっかり頑張り、努力もし、親のいう事はよく聞き、逞しそうに振る舞い、

てきぱきと色々な事をこなします。しかし、これらは見えない禁止令を隠すものです。

後に、それぞれの許容範囲、限界を超えた時点で、何かのきっかけで、

ドライバーがプツンとはじけて、禁止令が前面に現れた時、自信のない、

否定的な自己に支配された状態になり

引きこもりや、不登校、何ごとにも意欲が湧かない、などと言う問題が

発生する可能性があります。

子どもの脳が「希望や可能性を見出す」ようには

働かなくなるのです。

子ども自身が自分を否定的に認識してしまうからです。

そうすると自立どころではなくなります。

自立とは、成功する事でもなく、

人より偉くなることでもなく、

自分らしく親に頼らず、自分が出来る事は自分で行い、

自分ができる範囲で自分らしく生きて行く事 ですが、

それも出来なくなります。

それに対して自己肯定感がある子どもは、根底に

存在して良い、生きて良い、自分は大丈夫だ

愛されている 価値がある、という確信をもっている ので、

必然的にメンタルは強くなります。

目標を立て、そこへ向かって行く過程の中でも、

困難に立ち向かう力を発揮して乗り越えることが出来ます。

人間の脳は、ポジティブに考えるとそのように働き

ネゲティブに考えると、それもそのように働きます。

目標に向かって行き、目標を達成する為には、

勉強ができる出来ないより、まず、

ポジティブに物事を捉える基礎

肯定的自己を育てる事が重要で、

将来の自立の基礎になります。

 

実際、勉学が優秀でもメンタルがとても弱い子どもは

沢山います。その事がはっきりするのが、実は思春期

青年期以降なのです。

ここで、乳児期、幼少期からの学習だと書きましたが、

ではどうしたらよいか?と疑問が起きると思います。

A塾「RCA12」では、子ども達と関わる中での

コミュニケーションを通してさりげなく再学習をするように関わります。

人間は、幸い、再学習することが可能なのです。

塾「ARACA12」の指導方針は、「褒める!」に徹しています。

褒めればいいと言うのではなく、本気で嘘偽りのない褒め方

できないと効果はありません。

再学習は真実に誠実に子どもと向き合ってこそできるものです。

自画自讃になってしまいますが、この点だけは保護者様や、他の専門職の

方から認めて戴いている私たちの自慢点です。

少しでも関心がおありの方は、お気軽にご遠慮なくお問合せください。

                           SACHI