発達障害と診断された子ども達に塾ARCA12出雲校ができること
CONCEPT.2
発達障害や適応障害と診断された子ども達の未来を築く
児童教育やカウンセリングに豊富な実績を持つクロスワード運営の個別指導塾ARCA12 出雲校
出雲の学習塾ARCA12(アルカ)は個別指導・少人数制の学習塾です。心理カウンセラー組織として児童教育やカウンセリングを通し十数年間携わってきて感じた、発達障害や不登校に関した現代社会に対する疑問。これらに一石投じられれば幸いです。
まず考えていただきたいのは、発達障害に関するこの一例について
発達障害の特性を持っているA君 | 学習障害(LD)と診断されたB君 |
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普通高校へ進学 | 支援学校へ進学を勧められる |
幼少期より発達の遅れがあり、支援クラスに在籍していたが保護者の希望もあり普通クラスに通うようになる | 学習面の遅れはみられるが他の面では一切感じられない。しかし普通クラスから支援クラスへ |
普通クラスに在籍 | 支援クラスに在籍 |
得意、不得意はあるが、クラス内で気の合う友達と交友関係をもちつつクラスに適応 | クラス内で試験や授業を受けられれば高校への進学も可能であった。しかし回避傾向の強さから断念 |
特性やケースは異なりますが、この違いをどう感じますか?
※決して、支援学校や支援クラス等を批判したいわけではなく、支援が必要な子どもには適切な支援が必要であると考えています。しかし、お子様にとって必要かどうか、熟慮していただきたいのです。
私達も沢山の保護者の方々からご相談やお話を伺ってきましたが、ケースによっては普通クラスでの居づらさから支援クラスを選択している子どもが増加しているように見受けられます。
詳細は割愛しますが、
1.支援クラスが子どもにとっての逃げの場になっていませんか?ということ。
2.この回避傾向が強化され続けることで増々普通クラスでの適応が難しくなってきます。
3.その結果、義務教育ではない高校や大学などへの進学や就職の道の可能性が狭まるのはどうなのでしょうか?
現状を『発達障害の特性』と『心理的な面』と『行動学習の面』から捉える
図を見ていただきたいのですが、
この図は、発達障害の特性と、心理的な要素と、行動学習の要素の3つに分類しています。
先ほどのA君とB君のケースを考えると下の図の位置にあると考えられます。もちろん特性や特徴の違いはありますが、大きく異なるのは黄色の範囲が示す回避傾向の位置にあるか、ないかです。
※診断に関する見解を示しているのではなく、あくまでどの位置にあるのか明確な線引きは出来ないので目安程度に捉えてください。
例えば
A君の位置・・発達の遅れはみられるが回避傾向や行動面に特に問題は見られない
B君の位置・・発達の遅れは少しあり、回避傾向もみられる(二次的障害が伴う)
C君の位置・・発達の遅れはないが、心理的側面から回避傾向や問題行動がみられる
D君の位置・・発達の遅れと回避行動や問題行動がみられる(二次的障害が伴う)
支援クラスの現状
発達障害と診断され、我々が関わって来た子ども達から感じたものと図から得られること
・支援クラスの中が子ども達にとっての小さな社会構造になっている
回避傾向や問題行動が頻発している子どもにとって、支援クラスが逃げの場となっていることが狭い社会の形成につながっている。この繰り返す問題行動や回避行動は、心理的に子どもの自己肯定感の低下に繋がる。この現状の正否を問いたいのではなく、高校へ進む際の障壁や社会へ出た際の障壁となってしまっている現状をまず理解していただきたいと思います。
そしてもう一点、
・本当に発達障害なのか?というお子さんも在籍している。[C君の位置]
学校への行き渋り、不登校など、学校への適応が難しい子どもに対し、子どもの理解・把握をすっ飛ばし、励まし向学意欲を生むべきところをスルーしたり、単なるワガママを助長させているケースも散見します。
学校へ通えない → 発達検査 → 広汎性発達障害と診断 → 支援クラス
という悪循環に繋がっている現状に疑問を抱いています。
※子どもの問題行動や不適応行動など特に適応が難しいケースは、NPO法人VABBO KIDSでサポートしています。
発達障害や適応障害と診断
なぜこういった現状が起きているのか?
まず念頭に置いていただきたいのは、発達障害の特性と回避する傾向・神経症傾向・問題行動は全く別物です。これらは後に本人が学習したものです。(ここでいう学習とは、症状化を引き起こすことや望ましくない行動を無意識的に学んで獲得したことを指す)
では子ども達の回避傾向が強くなってしまっているのはどうしてでしょうか?
その要因の一つに、「みんなと同じように出来ない自分はダメ」という価値観・思い込みが大きいことがあげられます。自身に対するダメ出しや不信は心を形成する上で受け止めたくない事柄。それらを打ち消そうと回避行動が起きています。
それらの思い込みは子ども自身が勝手に持っているものではなく、周囲の大人(学校の先生や養育者)から直接(言動)伝わったり、非言語的(態度や表情・行動)に伝わります。
日常的に繰り返される、これらの関わりで無意識的に自信を失っていきます。例えば、
※親や先生など大人からの言動の不一致、本音と建て前のように矛盾して伝えられるメッセージは、子どもの無意識に伝わり心理的な成長において望ましくない結果となります。
そして、この回避行動が起きてしまう背景には以下の点も関係しています。
「出来ないことが出来るようになって欲しい。」これは子どもの将来を案ずる親心。子どもを想う気持ちがあるからこそです。
しかし、だからこそ一歩立ち止まって考えてみてください。
保護者様に対するお願い
一人一人、顔や体格が違うのと同じように、持って生まれた性格や特性はどの子も同じではありません。
例えばA君は運動は苦手でしたが、他者を傷つけるような言動を決してしない優しい性格でした。私たちが危惧していたのは、この子が生まれもった宝物を「〇〇が出来る」とか「〇〇が出来ない」というだけで周りの人からの関わりや薬の副作用で潰されてしまう事。※薬の服用については下記にある別ページご参照ください。
子どもにとって大切なものは何か?それは、子ども本来の笑顔や心、「自分は大切な存在なんだ」という確信。これらは大人になってから取り戻すことは本当に難しく大変なことです。私たちはそれらを失ってしまう環境から、守っていきたいと思っています。
その為にまず、保護者の方々には「皆と同じじゃなくてもOK」「勉強できなくてもOK」「どんなあなたでも大切な存在」という気持ちを強くもって子どもと関わって戴きたいです。
なぜなら、家庭は子ども達にとっての「心の拠り所・安全基地」。ご家庭で子どもが心から安心できると、子どもは社会での逆境や壁にぶつかっても乗り越えていく力が湧いてきます。
「どんな自分であっても大丈夫」という確信を子ども自身がもつことで自己肯定感が育まれます。これがたくましい心の成長にとって必要不可欠なベースとなります。このベースをしっかり作ることができると家庭の外、社会でも適応していける可能性が広がります。
本当に大切にしなければならないのは協調性でしょうか?同じことが出来る能力でしょうか?
子ども達の笑顔や心、子どもらしさや優しさ、明るさ元気さを失わないよう、潰れてしまわないよう私達は守っていきたいと強く願っています。
これらを踏まえて個別指導塾ARCA12出雲校が出来る事をお伝えさせていただきます。
発達障害の考え方に対する塾ARCA12の視点①
※図の解説
・心理的な側面(回避傾向・神経症傾向)については、心の成長によって変容が可能。
・行動学習の側面(望ましくない行動)については、関わり方により望ましい行動の再学習が可能。叱責やダメ出し、ご機嫌取りは悪化する可能性アリ
・発達障害の特性(発達の遅れの部分)については、成長につれて発達する可能性アリ。出来ないことがあってもOKという構えが大切
上記でもお伝えしたように、発達障害の特性と回避する傾向・神経症傾向・問題行動は全く別物です。これらは置かれた環境から本人が学習したものです。(ここでいう学習とは、症状化を引き起こすことや望ましくない行動を無意識的に学んで獲得したことを指す)
また生まれ持った特徴・特性や発達の遅れの部分は、成長とともに発達したり、見えにくくなる部分もあります。
個別指導塾ARCA12出雲校が出来る事
たくましい心の成長をベースに塾ARCA12では学力面のサポート
単なる逃げ場じゃなく、問題に向き合う力を育みます
ここで着目していただきたいのは、B君・C君・D君のケース。
回避傾向や問題行動に対し適切に関わることで社会へ適応できる可能性はグンと見えてきます。
これらは1つの例ですが、個別指導塾ARCA12ではこの視点から捉えていますので、「特性があるから~」や「言う事きかない子だから~」、「障害だから変わらない」という風には考えていません。人間に本来備わっている成長する力が発揮されるよう関わります。
日常生活における必要な部分は行動学習のシェーピングを用いて身につけていき
子どもの特性と言われている部分は、その子にとっての個性や伸ばすべき長所として育みます。
最後に、保護者の皆様には、お子様が将来 胸を張って堂々と生きられるよう、心の成長のサポートの重要性を改めて考えていただくキッカケになれば幸いです。
ケースにより異なりますが、決して簡単な方法ではありません。薬に頼らず、自身が持っている力を引き出す為には、真摯に向き合い根気強く関わっていくことが必要で、私達は保護者様と「お子様の将来を想う気持ち」を共に共有し一歩一歩進んでいきたいと思っています。
子どもの自我を育て、自分という存在・ベースを築くプロセスはどんなお子様にも必要なことで、個別に分りやすく丁寧に指導していく塾なので勉強が嫌い・苦手なお子様にもおススメしています。
※もしお子様の問題行動や不適応行動などで適応が特に難しいケースはNPO法人VABBO KIDSでサポートしています。
※発達障害に関する表記について(現在は自閉スペクトラム症)
広汎性発達障害の自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害などの名称は変更となり、現在はDSM-5・ICD-10では使われていませんが、ここでは世間一般に認知されている名称を使用しています。
また混同して表記している箇所もありますが、ご容赦ください。
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ACCESS
出雲にある個別指導塾の中でも豊富な信頼と実績を積み重ねてきたのが塾ARCA12です。お子様に寄り添った質の高い授業を行えるように心理カウンセラーが性格傾向のチェックや個別のプログラム作成をしています。また、事前の体験入塾や個別面談にも対応しています。出雲で個別指導の塾をお探しの方はお気軽にお電話・メールでお問い合わせください。尚:活動中などでお電話に出られない場合がございますので、非通知でのお問い合わせには折り返しのご返事などの対応ができませんので、ご了承ください。